リアル復活・第一弾のスペシャルゲストは、SUBARUで運転支援システム「アイサイト（Eye Sight）」を開発した樋渡穣（ひわたし・ゆたか）さん！ワクワクするお話を次から次へと披露してくださいました！予定の時間を越えて話をしてくれちゃう樋渡さん、サービス精神が旺盛すぎます！樋渡さん、本当にありがとうございました！
■飛行機メーカーの原点を持つSUBARU。昔から「人を中心」に据える飛行機基準の強い安全思想を持っていて、その背景を活かし生まれてきたのがアイサイト。
開発の中で樋渡さんが大事にしてきたのは“リアルワールド”。 他社がレーザーレーダーを使う中、「ヒトの目と同じでなければ、ヒトを救えない」という考えで、ステレオカメラを用いたシステムの開発に挑みます。カメラが人や自動車をどう認識するのか、実際に物を作ってリアルにやってみる。それを地道にくり返して、結果を確かめ、精度を高めていったと語っていました。
ただし、樋渡さんが長年の開発の末に生み出したアイサイトも、いざ市場に出してみると中々売れず…、開発を進めづらい状況になったこともあるそうで。そこから、樋渡さんの意思を引き継いだ若手エンジニアが開発を継続したり、樋渡さん自身も「自分は技術的に正しい開発をしている！」と信念をもってやり続けたことで、「SUBARUといえばアイサイト」と認知されるまでになります。この技術者としての信念の強さ、とても印象的でした。そして、60歳を超えた今、「デジタルツイン」に挑戦、その留まらないエネルギーもまた、大きな刺激になりました！
■樋渡さんからの情報提供の後、参加者からの質問がつぎつぎ！
・開発を継続してくれた若手と樋渡さんの間には、何があったのか？
・販売台数とモチベーションはどう繋がっていた？
・“技術的に正しいこと”は探し当てたのか？たまたま見つかったのか？
→一生懸命、勉強して探し出したんだよな、とのこと！
真摯に、けどユーモアたっぷりに、「ここだけの話」も含めて答えてくださいました。「自分も、面白いことやりたい！」の気持ちが、会場のみなさんにぐんぐんと生まれてきたように感じました！
■その後、希望者での懇親会を実施。各所でワーワーと盛り上がり、最後の最後まで楽しかったです！ご参加のみなさん、ありがとうございました！お疲れさまでした。
久々のリアル開催、参加のみなさんの何気ない会話や樋渡さんとの予測不能な掛け合いの一つ一つを見るのがとても嬉しかったです。参加してくださった方からも「やはりFace to Faceはいいですね。クリエイティブな話は特に！」「熱い想いが伝わって、とても刺激的でした！」という感想をもらい、改めてリアルのよさを実感しました！
2020年にコロナがやってきて、オンラインで色んなトライをしましたが、「実際に会うことで心を動かされたり、同時に声を出して盛り上がるのがやっぱり好きだ！」と運営メンバーで振り返り、今年度はリアル開催にしました。
ということで！第二弾は9月22日に名古屋でのリアル開催を予定しています！次回もエンジニアの先輩ゲストをお呼びしようと鋭意企画中です。（今回の企画で、ハードルが上がりました・笑）
みなさんにまた、お会いできるのを楽しみにしています！
エンジニアLink 源明、太田、炭元
HELLO,FUTURE! エンジニアLink
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